皆さんは、「ミニマリスト」という言葉を聞いたことがありますか。
最近、ちょくちょく耳にするけど意味がわからない。断捨離とは違うの?ミニというからには、小さいのよね?などと気にしていたら、友人から「ミニマリストになりたい秋子のブログ」を教えられた。これを読んだら、目からウロコが落ちまくるわよ〜という。
ブログというのは、インターネット上の日記のことで、わたしもいくつか愛読しているが、こちらは確かにかなりユニークだった。
筆者は、子育てをきっかけに、身の回りのモノを少しずつ手放し始めた女性。
彼女はまず子どものおもちゃを捨てた。子どもがかわいそうなどとは考えなかった。すると「片付けなさい!」と怒っていた時間が減って、子どもを抱きしめる時間が増えた。
次に、収納も捨てた。モノを隠すことに必死になって、お金と時間を失っていたことに気付いたからだ。
整理整頓を止めたら、片付けをしなくちゃ!と考える負担が一気に減った。
その後どんどん、家の中からモノを減らした。家電もなくした。料理は、鍋で煮るか、グリルで焼く。
ほぉ〜っ。読みながら、ため息がこぼれた。何てガムシャラなんだろう。なかなかここまでの思い切りは持てないよね。
翌日、詳しい人に聞いてみた。「ミニマリズム」とは、モノを減らして自分が本当に必要なものを突き詰める生き方を指すという。
端からは利己的に見えても、自分の欲望に忠実に暮らすんだ!という覚悟がいるともいっていた。
「ミニマリスト」は、単なる雰囲気やブームではなく、どうやら、そんな新しい合理主義者たちの呼び名のようである。
=2017年11月10日掲載=