



友人とアニメについて語らっていて、改めてじぶんのベスト3が判明した。
キラ星のような銀河の中から、子どもの頃見た作品では、『巨人の星』。大人になってからは、『美少女戦士セーラームーン』と『スパイファミリー』。これらが3強のようだ。
話しながら気づいたが、大人になってからの作品はエンターテインメントと割り切っている。だから友人が「そんなに面白いかぁ?」などと言ってもハハッと笑って受け流せる。
だが、『巨人の星』については、カラダがツッコミを受け付けない。
そう。子ども時代のアニメは、まさに神! だから、「飛雄馬の目に、炎が燃えるシーン、変だよね?」とか「大リーグボール養成ギブス? なにそれ!」とか、リアリスティックな発言を聞くと、思いっきりちゃぶ台返ししたくなる。わが人生観さえ決定したバイブルを冒涜するな! と叫びたくなる。
さように、出会った時期で、入れ込みようが違う。では子どもと大人の中間で見たアニメはどうだろう? ふと心に浮かんだのは、『赤毛のアン』である。
東京で大学生になったばかりの頃、なぜかこのアニメをよく見ていた。そして、アンのおしゃべりに心躍らせた。
例えば、「何かを楽しみに待つところにその喜びの半分があるんだわ。楽しみが本物にならなくても、待っている間の楽しさは自分だけのものだもの!」……哲学書を何冊読んだとしても、この境地には辿り着けないだろう。逆境にあっても空想の力で前を向こうとするアンが、わたしは素直に好きだった。
さて、来年の4月から、40年の時を超えて、『赤毛のアン』の続編『アン・シャーリー』が放映されるというニュースを見た。
世にヒット作の続編ほど難しいものはないと言われる。期待を裏切られるのが怖いが、来年への楽しみが増えたようでもある。
もういつつ寝ると、お正月。みなさん、よいお年を。
=2024年12月27日掲載=

